すずかけには、ちちぶという魚と、
すっぽんのすっぽくんがいます。
このところ寒くなってきたせいか、どちらも動きが鈍くなってきました。
この写真はちちぶ。
夏の間は自分の体より長いみみずを食いちぎる
すずかけ一の猛者?です。
ちちぶのえさは「ミミズ」。
よく木工室のあたりにいるのですが、
巨大なやつらを見つけました!
こ、これは巨大すぎる?!
「うぇ~」と避ける子よりも、
「持ってみた~い」という子の方が多いと、
けっこうつられて触っちゃう子どもたち。
こちらはアゲハ蝶のサナギ。
この姿で冬を越すそうです。
じっと見てると、羽の形がわかってきます。
これがきれいな蝶になって、空を飛ぶなんて
本当に不思議。
春まで、サナギも夢を見ているでしょうか?
学校の中で「収穫」されたきのこ類。
なんだか美味しいそうなんだけど…
置いておいて観察するそうです。
このまま置いておいたら、
何日も何日も腐りませんでした。
菌類、強い!
そろそろ秋も終わり、季節は冬へと向かっています。
11月7日(土)、月に1度のすずかけの木の保護者会が開かれました。
顧問の先生方や、えっちゃん、なっちゃんたちスタッフから、
日ごろの子どもたちの様子などを話ししてもらいました。
入っちゃいけないことになっている木工室の後ろへ
子どもたちと虫を捕りに入ったかわちゃんが、
冗談で「校長先生に叱られちゃったんだよ~、でも入ろう」と言ったら
涙目で心配して、やめさせようと必死になった1年生の話
(もちろん、本当は大丈夫とあとで話しました)や、
もの作りを楽しみにしていて、次々とせがむ子どもたちに嬉しい悲鳴を
上げているいっちゃんから、もの作りと自然の中で遊ぶことを
大切にしているお話など聞いて、うんうん、と嬉しく納得。
いつも読み語りをしてくれているおーせん。
虫捕りのような自然の中での体験が
物語を聞いた時に心に届く感性を育むということ、
だから聞きたい子だけでいいよ、と言いながら
集まってくる子どもたちに本を読んでいるけど、
この間は、読み終わった時に
「あ~、楽しかった!お-せん、ありがとう!」と
言われて、すっごく嬉しかったと話してくれました。
その時におーせんが、
児童文学者の石井桃子さんの言葉を
紹介してくれました。
子どもたちよ
子ども時代を しっかりと たのしんでください。
おとなになってから
老人になってから
あなたを 支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です
素敵な言葉です。
すずかけの木での時間が、
この先の「あなた」を支える子ども時代のひとつなら
大きな支えになれるように、
がんばっていきたいと思います。
ちなみにこれは、最近の読み語り風景。
聞きたい子が集まって、物語に引き込まれています。
外遊びの子たちも、戻ってきても騒ぎません。
誰かが大きな声を出して入ってくると、
「し~っ」と言い合ったりして、みんなが
「物語は集中して聞きたいよね、わかるわかる」
という気持ちでいるのが、わかるわかる、のです。
11月に入り、プラタナス広場にある、すずかけの木の葉も
黄色く色づきながら、はらはらと落ちてきます。
1枚で子どもの顔が隠れるくらい、大きな葉です。
この学童クラブの名前の由来でもある、
大きなすずかけの木。
これから葉を落として、冬にはすっかり丸裸になります。
プラタナス広場から続く、さくら大通りは
さくらの落ち葉がたくさん落ちてきます。
「赤いのと黄色いのがあるよ」
「緑も」
というので、色分けしている1年生。
「こういう遊びが大好きなんだよ。みんなしないけど」
と言いながら、たくさん落ち葉を集めてくれました。
前庭では、のぼり棒のヒモを使って、
ブランコ遊び。
ヒモのコブを絡ませた上に乗ると、
絶対ほどけないことを、5年生に教えてもらって、
ご満悦の1年生。
あ! のぼり棒の上の方にも足が…!
外で遊ぶのが気持ちのいい季節。
子どもたちは、秋の空気をいっぱい吸いこんでいます。