先日10月8日(日)、4年ぶりとなるリアル明星バザーが開催されました。
現在、4年生に在籍している私たちの学年は、コロナ禍が始まると同時に新1年生となったので、入学早々2ヶ月間の休校、運動会もバザーも開催できない状況で明星学園生活が始まりました。
入学前に訪れた明星バザーは大勢の来場者で賑わい、出店には長い行列ができて大変な活気でしたが、そんな光景も4年間のうちに記憶の彼方に消えていました。
それでも、一昨年はオンラインバザー、昨年はオンライン&リアルのハイブリッドバザー、と徐々に変化してきてはいましたが、今年はついに5年前に見た“あの”バザーがリアルに開催されたのです!
グランドやさくら大通りをはじめ構内にはたくさんの出店が並び、懐かしい「明星焼き」の出店も、在校生の保護者として初めて見ることができて、感慨深いものがありました。
数々の出店の前を行き交うのは、小学生やその保護者、普段はあまり見かける機会のない中学生や高校生、その中高生の保護者、さまざまな年代の卒業生たち、現役はもちろん退職された先生方や台湾からの留学生や先生たちなど・・・
「明星」というコミュニティの幅広さと多様性を改めて感じました。
すずかけの木も、今年はリアルバザーということで、「ビー玉万華鏡」のワークショップを、すずかけのおうちで開催しました。
昨年は事前予約制でしたが、今年は当日チケット制。
「全部売れるかなあ・・」とのバザー係さん(保護者)たちの心配の声もよそに、チラシを配りチケットを売り歩いてくださったボランティアの高校生やバザー係みなさんのご尽力もあり、バザー開場から2時間ほどでチケットは完売!
それもそのはず、「ビー玉万華鏡」を覗くと見えるその“景色”を写真におさめた素敵なポスターが構内のあちこちに貼られ、万華鏡の飾り付けに使われる、折り染め和紙の模様を活かしたチラシも斬新!
大人でも「やってみたい!」と心動かされるワークショップでした。
バザー係のお一人(2年生保護者)に今回のバザーについてお話を伺いました。
***
Q :今年「ビー玉万華鏡」のワークショップをすることになったいきさつは?
A:スタッフの方に間を繋いで頂き、すずかけのものつくり隊長、“いっちゃん”こと顧問の一瀬先生に相談しました。
昨年もいっちゃんに知恵をいただきとても素敵なワークショップができたので。
7月中旬にいっちゃん、すずかけスタッフ、バザー係メンバーですずかけのおうちに集まった際に、いっちゃんが今まですずかけで教えてくれた工作の作品をいくつか持参下さいました。
「あっ、これうちの子も作った」
「これなつかしい」
「今でも家に大事にとってあります」
などなど素敵な作品をたくさん持参いただきみんなで悩んだ結果、未就学から大人まで作ることができ、完成時の感動も大きそうな「ビー玉万華鏡」に満場一致で決定しました。
Q :「ビー玉万華鏡」ワークショップのお楽しみポイントは?
A:完成作品をのぞいた時は絶対「おーーーっ」と驚くくらい綺麗な万華鏡です。
シンプルな作りなのにほんとに綺麗なんです。
それから、すずかけの子どもたちなどが過去に折り染めをした和紙から、好きな紙を選んで万華鏡の飾り付けをしていただきます。
自分だけの綺麗な万華鏡を作ることができるので、満足度も高いです。
Q:準備で特に大変だったことはありますか?
A:ここ数年コロナ禍でバザーも縮小したものだったようですが、今年はコロナ以前の活気あるバザーの復活ということもあり、昨年に比べると早くから準備がスタートした気がします。
また、模擬店の数も昨年に比べ格段に多く、委員さんのご苦労が伺われました。
様々な模擬店の中でも、すずかけは場所が決まっており、使うもの(備品等)もすずかけ内で事足りる状況だったので、他の模擬店に比べると準備や手続き的なものはやりやすかったのではないかと思います。
準備としては、ワークショップの材料作りやポスター作り、会場作りなどが主な作業になります。
今年は係の人数も昨年に比べ増員していただいたこともあり、係みんなで力を合わせ楽しく準備や当日ワークショップを行うことができたと思います。
準備で大変だったことを強いて言えば、情報収集や共有が大変だったところかもしれません。
Q:バザー係をしてみて楽しかったことは?
A:ふだんは保護者会含めなかなかリアルで参加出来ていないこともあり、他の保護者さんと交流を持つ機会が少ない状況です。
そんな中、バザー係を通して数回ではありますが、すずかけのお家に集まって、手作業をしながら話をできたのは、貴重な時間だったと思います。
***
すずかけのおうちの机には、事前にいっちゃんやバザー係の皆さんが準備してくださった材料が、きれいに並べられていました。
壁には写真入りの分かりやすい作り方解説があり、来場した子どもたちにはバザー係の保護者の方がついて説明をし……
お話しのとおり、未就学児の子たちも手際よく万華鏡を完成させることができていました。
先端のビー玉のおかげで覗く方向によって色や光のパターンが自在に変わるので、子どもたちはあちこち方角を変えて万華鏡を覗きこみ、変わる景色を楽しんでいました。
もうひとつ印象に残ったのは、当日、すずかけのワークショップのスタッフとして高校生のボランティアがいたこと。
すずかけ卒業生?と思ったらそうではなく、高校から明星学園に入学したそうで「友達に誘われて」お手伝いに来てくれたそうでした。
「ウッディで素敵な場所ですね!」とすずかけのおうちを見渡す姿に、「初めて来た女子高生もすずかけのぬくもりと居心地良さを感じるんだ!」と嬉しくなりました。
彼女たちも、すずかけの保護者と一緒にチラシを配りながら呼び込みをしてくれたり、子どもたちに万華鏡の作り方を説明してくれたり、と動いてくれて、そんな中でおしゃべりにも花が咲き……
明星って素敵だなと改めて感じたバザーの1日でした。
(4年保護者)
コメントをお書きください
おおせん (火曜日, 07 11月 2023 16:14)
ビー玉万華鏡? どんなものが見えるのでしょう? 作ってみたくなりました。
スタッフのかたがたの準備がしっかりできていたようですね。どの子どもも作れた喜びと、素晴らしい意外なものが見られた感動をえられて良かった。
高校生の感じたすずかけに対する感想も嬉しいですね。