読み語りの時間、歌の時間

すずかけの木で、これまで顧問の先生方と楽しんできた「活動」も、

コロナ禍でどのようにできるのかを検討し、しばらくお休みをしていました。

 

その中のひとつ、読み語りは、これまで顧問のおーせん(大野映子先生)と、

かわまっちゃん(川松泰美先生)が代わりばんこに来てくださって、

年間500冊近くの絵本を読んでくださっていました。

それが今年は、先生方の活動も難しく、なかなか読み語りができずにいました。

なんとかしたいね、と話していて、スタッフのようへいくんが読み語りを担当する形で再会してみよう!ということになりました。

 

絵本の選定は、子どもたちがいない時間帯に、おーせんにご協力いただけることになりました。

 

ようへいくんは、明星学園の卒業生。かつて、顧問の先生方に直に教わっていた先輩です。

小学校で読み語りをたくさん体験してきたせいか、絵本を読むのが上手です。

 

初回は「まげすけさんとしゃべるどうぐ」と「金剛山のトラ」の2冊。

子どもたちも、最初はいろいろ言っていても、物語のおもしろさにひきつけられていきました。

 

それから、アッキーノこと秋野憲治先生の歌の時間も、

すずかけの子どもたちには、お馴染みの、厳しくも楽しい時間でした。

 

ご自身もオペラの舞台に立つ歌手でもあるアッキーノ、「合唱」を通して、お互いの響き合いを作り上げていく楽しさ(とそのための我慢)を教えてくださっています。

その歌も、ずっとお休みしていましたが、夏休みから少しずつ再開、2学期も週に1度は継続していくことになりました。

歌を歌う時は、いつもより飛沫が飛ぶということで、小学校音楽室をお借りして、人数も少なくし、距離を取って歌います。

 

これまでどの学年も歌ってきた、定番の歌がいくつかあって、まず1年生はその歌を習うところから。

「もしもし こんにちは」

「オーケストラ」…

卒業生のスタッフは「懐かしい~!」と喜んでいます。

 

歌があった日は、子どもたち、おうちに帰ってからも歌っているようです。

いつかみんなの前で歌える日が来ますように!

 

 

この日はきれいな秋晴れの日でした。

 

歌の時間のあと、前庭に水撒きをします、とアッキーノ。

盛大な水撒きのシャワーに子どもたちは大喜び。

わざとシャワーの下を通っては、当然びしょ濡れになってみたりします。

「避けているのになあ」と

アッキーノは笑っていますが、もちろん子どもたちが喜ぶから、してくださるのです。

 

 

 

シャワーの向こう側には、きれいな虹ができました!

これにもみんな「虹だ、虹だ」と大喜びです。

 

歌だけでなく、ベーゴマやおはじきなどで遊びながら、「昔ながらの雷親父」的美学をもって、子どもたちに接してくださるアッキーノ。

 

やんちゃな男子たちに絶大な人気があります。

いろんな年代の大人と関われるのも、すずかけの木のおもしろいところです。